こんにちは。
本日は『嫌われる勇気』という書籍のレビューをしていきたいと思います。
僕なりの気づきとしては、
・言い訳を探して自分は不幸だと思い込んでいる
・他人を変えようとしない、自分を変える事が大切
・他人(家族・友人・社会生活)に貢献することこそが自分にとっての幸せ
色々な考え方に非常に参考になる書籍でした。
『今の自分よりも前に進もうとする事にこそ価値がある』
『幸福とは貢献なのだ』
この2行はかなりのパワーワードでした。
以下のようなことに日頃悩んでいる方がいたらこの書籍を読む価値があると思います。
①自分の置かれている環境に不満を持っている人
②人間関係に不満を持っている人
③何のために今を生きているか分からない人
③は少し大げさかと思いますが、まさしくそのような方にもこの書籍は、色んな気づきをもたらしてくれるかと思います。

①言い訳を探して自分は不幸だと思い込んでいる
自分の置かれている環境が不幸だ、環境を変えたいが自分には無理だ。と塞ぎ込んでしまっている人に大切な事は、今のライフスタイルをやめる勇気を持つこと。
自分が経験したことに対して、自分でその経験に意味を与えていく。
このことは自身の過去の経験や未来に何も因果関係がなく、今自分が何を変えていけるのかが重要である。
自分の今の習慣を正し、人生が良くなるような考え方を持って新たな挑戦(習慣)を持てるかが重要
②他人を変えようとしない、自分を変える事が大切
全ての悩みは人間関係ということをアドラーは説いてます。
人間関係を解消するには「課題の分離」が必要です。
大事なことは周りの人々は仲間だと思うこと。
今置かれている人間関係の中で相手のことを祝福できない、嫉妬深いということはその人のことを仲間と思っていないからです。また自己中心的な考えになっている可能性が高いです。
また相手と意見が食い違っても相手を言い負かそうとしないこと。
そして自分の間違いを認めることは負けではない。
一緒に仲良く暮らしていきたいのであれば互いを対等の人格として扱わなければいけない。
良好な人間関係を結ぶには「課題の分離」が必要で、自由な生き方を目指せるようになります。
・他者に自分の課題を介入させない。
・他者の課題には介入しない。
→このことで承認欲求が否定され、見返りも求めない生き方ができる
・不自由な生き方→誰からも嫌われたくない。
・自由な生き方→他者から嫌われること。
→他人の期待を満たすために生きているのではないという考え方が重要。
人間関係を縦で見るのではなく、横で見ることが大事。
意識の上で対等であり主張すべきことは堂々と主張する。
人間関係を考える上で重要なのは「自己中心的ではなく相手を対等な立場で捉える」ことだと思います。
③他人(家族・友人・社会生活)に貢献することこそが自分にとっての幸せ
自分のことを知り(自己受容)、相手を信頼する(他者信頼)。そして相手に貢献する(他者貢献)
GIVE→居場所→貢献→価値・・・与えることは自分の価値を見出せることに繋がる。
他者に貢献するというゴールを見失わないことが大事→人生を複雑に捉えるのでは無く、シンプルだと捉えられるようになる。
まとめ
この本を理解するのにあまり時間はかかりませんでした。
一番重要なことは他者への貢献が自分にとっての最大の幸せであるということ。
非常にシンプルですね。
アドラー心理学について簡単にまとめました。
・他者を変えるためのではなく、自分が変わるための心理学
本文抜粋
・与えられたものをどう使うか、所有では無く使用の心理学(過去や未来の環境は関係ない)
・全ての人間関係を横の関係とする。縦の人間関係を否定する。
・人生とは線ではなく点の連続する刹那であり、「いま、ここ」を生きることしかできない。
書籍のアウトライン
『嫌われる勇気』
著者:岸見一郎 古賀史健
発行所:ダイヤモンド社
ページ数:296ページ
もくじ
第1夜:トラウマを否定せよ
第2夜:全ての悩みは人間関係
第3夜:他者の課題を切り捨てる
第4夜:世界の中心はどこにあるか
第5夜:「いま、ここ」を真剣に生きる

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